事業概要

事業概要

仕様構想から設備立ち上げまで、一貫して手掛ける。

私たち、東洋電溶は主に自動車産業、建設産業をはじめ、大小問わず各種省人自動化設備の製作を手掛けております。創業以来培ったノウハウを元に機械・制御設計から材料調達、加工、組付けまで一貫した生産体制を構築していることが強みです。

業務フロー

自動化設備が作られるまでには、数多くの工程が存在します。東洋電溶では、その自動化設備を製作するまでの一連の工程すべてを担当しています。

1. 基本スペック選定

お客様と打ち合わせをし、設備規模や予算をもとに必要なスペックを選定していきます。

2. 構想設計

必要なスペックを満たすことができるように、設備のレイアウトや治具・ロボットの総台数などを決めていき、実際に設備が成り立つことを確認します。大まかに要点をまとめて練った構想をお客様と確認し、認識の相違がないように擦り合わせていきます。

3. 機械・制御設計

構想設計の合意が得られたら、より詳細な設計へと移ります。

機械設計では、設備のレイアウトや機械部品の3Dデータを作成します。2D・3DCADソフトを使いながら「ワーク部品をどのように固定して溶接するか」「加工が終わった部品をいかに次の工程に運んでいくか」などを考え、設備を図面化していきます。

制御設計では、設備を制御するための装置や回路の設計を行います。設備内の機械が安全かつ迅速に動くように回路を組んだり、非常時に設備の動きが止まるような対策を講じたりなど、設備をスムーズに動かすための設計を行っていきます。

4. 加工・組付け

完成した設計データをもとに、部品を製作・購入していきます。弊社は数多くの加工機を保有しており、内製で部品を作ることが可能です。

設備に使う部品を製作し終えると、次は実際に作った部品を組み付けていく作業に入ります。個々の部品を組み立てることで一つの機械となり、組み上げた機械の集合は設備となります。

また、組み上げた機械を動かしたり、制御したりするためには配管・配線も必要です。機械にホースをつなぐことでエアーが入り、機械が動くようになります。また、センサーを取り付けることで機械が正しく動いていることを確認することが可能となります。

5. 品質検査・運転調整

実際に組み上げた機械が設計されたものと相違ないかを確認するための作業が品質検査となります。精度が出ていることを確認することで、はじめて機械を動かすことができるようになります。

品質検査後は、設備全体やロボットの動作を確認していき、構想と同じように動かすために調整していきます。

6. 量産

運転調整を終えた設備はお客様の工場へと運び、現地での復元作業を行います。現地工場でも同じように動くように復元されれば生産がスタートし、部品が量産されていくことになります。